2リール自動装填導入で40分の時間短縮と生産量UP！

導入機器	ストラ RQー8FB 2リール仕様
事業内容	天然ゴム原料加工

消耗部品の交換が多い！

2リール自動装填導入で40分の時間短縮と生産量UP！

天然ゴム原反製造でゴムの粉が舞っている機械類にとっては、非常に悪条件の現場

2002年製の現行機で消耗部品の交換が年々多くなっており、3年前から現場のご担当者様が更新の稟議書を挙げていたのですが、ただの更新ではメリットが感じられないとの事で却下され、毎年オーバーホールされていました。

昨年、ご担当者様から今年こそは、更新したいので提案してほしいとのご要望があり、現場へ行ってみると、たまたまバンドの段取替えをしており、粉まみれでリールが上手く入らずかなり時間が掛かっていました。そこで、今回2リール自動装填の提案をしたところ、上司の方も興味を持って頂き、仕様等の打合せ後に御注文を頂きました。

メリット
1)今迄1リールでしたので、段取り替えごとにバンドを変えていましたが、2リール仕様により事前の空き時間にセットする事が出来るようになりました。(商品ごとにバンドの色を変えています)
１日約５～８回の品種替えがあり、その都度、バンド替えでセットするのに４～５分位掛かっていましたが、今回の２リールにする事で、あらかじめバンドがセットされているため、装填のみで停止時間は、１５秒位しかかかりません。
結果、段取り替え１回の停止時間が３～４分短縮しました。
商品全て、バンド2本掛け
能力:約5個/分
約45個(5個分×3分×5回)生産能力UP
約20分/日の停止時間の縮小ですが、何より今迄、前の商品が終わるタイミングでバンドを持って待機していたところを、段取り替え前にバンドをセット出来て、止まったと同時に排出ボタン→スタートボタンで再開出来る様になった事で作業効率が上がったそうです。
現場の人の話では、うろうろして待っている時間を合わせると、今迄より30分〜40分は無駄な時間が無くなったのではないかとおっしゃっていました。

2)バンドが無くなると、ライン停止して新しいバンドをセットしていましたが、2リール仕様で自動装填するので停止時間が無くなりました。

デメリット
1)標準の1リールより若干横方向のスペースを取ります。
⭐︎高速ライン(同色)・小ロット多品種（段取り替えが多い）ユーザー様に有効
同色であれば、バンドが無くなっても、次のバンドに自動装填、無人で切り替わります。
もし切り替わる時に1回分のバンドがなく、リトライしても掛からない場合は、自動排出し途中で止まることなく次のバンドに切り替わります。

色違いのバンドをセットした場合(例:青、黄色)
1)青を使用していて、黄色に切替えの場合
青終了後、排出ボタン→スタートで黄色に切替わります。

2)青→黄→青に切替えの場合
青終了後、排出ボタン→スタート→黄色に切替えた後、排出された青バンドを装填して貰う事で、2色交互に使用可能です。